片腕ファルコン

跳躍の孤独と恍惚/彫刻家シュタイナーの大いなる陶酔の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

2.9
例によってエルメスのプライベートシネマ 場違いなファッションで見てしましたよ。。
いつも予約取りづらいのに 前日でも余裕だったって事は相当人気ないテーマなのかしらね。。

監督はニュー・ジャーマン・シネマの先駆者ヴェルナー・ヘルツォーク!!

奇人クラウス・キンスキー主演の『アギーレ 神の怒り』のような変態映画ばかりかと思いきや真面目なドキュメンタリーも撮っているのですね。。

テーマはスイス出身のスキージャンパー、ヴェルナー・シュタイナーの記録更新に果敢に挑む姿がスローモーションを用いながら淡々と描かれております!

144キロの猛スピードで地面に激突し、一瞬記憶を飛ばしながらも 再挑戦するという、その精神力……よくよく考えるとコレも狂気に満ち溢れてるので立派なヘルツォーク映画かもしれません!

フィルマークス1、雪山が似合わない男、片腕ファルコンではありますが、、約10年ぶりにスノボがしたくなりました!まぁ競技は全くちがうんですけども、そんな気持ちにさせてくれる臨場感溢れる気持ち良いドキュメンタリー。