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フローレスのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

フローレス(1999年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ロバート・デ・ニーロとフィリップ・シーモア・ホフマンが共演しているというのに、全くノーマークだった作品😓

一番の魅力は、何と言ってもトランスジェンダーを演じるフィリップ・シーモア・ホフマン。
大きい背中に反して、しなやかな指の動きや話し方等、その役作りは流石!✨
瞳は笑っていても、その奥に湛えた悲哀が内面の繊細さを映している。

卒業パーティ🎉、みんな優しい...♡

社会的弱者同士で相容れない二人が次第に向き合うことで、互いの秘密を打ち明けるまでの関係に。共生と融和が描かれていた。

細やかに描くべきところに焦点が合っていないように感じられて勿体ないのだが、フィリップ・シーモア・ホフマン目当てでまた観たくなる。

ウォルトのことを「マイ・レフトフット」と呼んだり、「『裏窓』のグレース・ケリーみたい!」や「『羊たちの沈黙』の○△✕...」など、映画に例えた台詞が出てきても、ほとんど理解できないのが口惜しかった😮‍💨

下品な言葉選びでレッスンw🎹
エンドロールでまた楽しめた🎶

【notes】
●原題の flawless(欠点のない、完璧な)は、ドラァグビューティーコンテストの大会名と同じ。逆説的なタイトル。
●母親の葬儀はスーツで🧥
●音楽療法🎵
●救急車に同乗できるのは親族だけ🚑
●電車でラスティが膝の上に抱えていた白い箱。アメリカに火葬のイメージはなかったけれど、遺灰だった。
(コロナ禍で更に増えただろうな...)
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