最狂のド変態ゲテモノカルト映画!!
可愛いタイトルとお洒落なジャケからは想像もできないほどのガチ過ぎるエログロ…😂新婚初夜に金持ちジジイ夫の金粉塗れの股間を見て大悲鳴をあげる新妻さんがサイコーに可哀想だし黄色い液体の追い討ちまでくらっちゃう冒頭の破壊力に唖然…!🤣
勝手にマカヴェイエフ④
表現としての謙虚さや慎ましさか全く感じられないマカヴェイエフ成分100%な怪作!初期2作のマカヴェイエフはどこに…😱ぶっ飛び展開とはいえ、前作『WR』よりかはだいぶ見やすいのだけど、『WR』を経てるからこそ若干物足りなく感じてしまうところもあった😂
それでもいきなり全世界処女コンテストとかいう、股間をドクターに見せて処女膜チェックイベント→優勝者(ミスワールド)が世界一の金持ち石油王な股間金粉オヤジと結婚という、どう考えても罰ゲームでしかない出だしから笑っちゃう!金粉に無理!ってなったミスワールドさんは赤いトランクケースに詰め込まれてパリに向かって出荷され、そこで自由過ぎるコミューンに入るというぶっ飛び展開!
(ソ連的・独裁的)共産主義も資本主義も批判して、前作でやった性の解放どころか「全て」の解放をやってのける順当な進化(?)にはついて行くべきなのか謎だし、いくら「抑圧」への反抗とはいえ、好き放題食べては排尿・排便して騒ぎまくるコミューンからは申し訳ないけど、嫌悪感しか生まれてない気がする…😱そういう意図でいいのかな?マカヴェイエフさん逆行してない?大丈夫?
砂糖塗れ、チョコレート塗れの象徴性は、モクテズマ…というかポーの『タール博士とフェザー教授の療法』と近い意図を見出せるし、ネズミと卵を象徴的に使うのもマカヴェイエフらしさなのでしょうね。相変わらずネズミに侵略(ポチョムキン的にソ連)を、(ほぼギャグネタ?自虐ネタ?だけど)卵に生命を纏わせてるような気がする。
カールマルクスに傾倒したマカヴェイエフらしく、資本主義の権化が持つマルクスオブジェがレーニンだったり、マルクスに侵入するソ連的共産主義をぶっ刺したりと、「私の思うマルクス」vs共産主義&資本主義をずっと徹底してるのは何かもうここまでくると正直すぎてサイコーだし、今見たら『WR』も『保護なき純潔』もハマるかもしれないなって思った。スコア悩むけど、とりあえずコレも暫定で平均で!