るてのら

恋も忘れてのるてのらのレビュー・感想・評価

恋も忘れて(1937年製作の映画)
4.5
ほぼほぼセット撮影による清水宏。
馬鹿みたいに広い店内を、うなだれる同僚達の中で一人踊る桑野通子。

そして数少ないロケ撮影では見晴らしの良すぎる道沿いを、左方向へは子供とともに歩かせ、帰りの右方向へは絶望とともに孤独に歩かせる。

ラストはタイトルを回収するために長くなりすぎた感もあるが、それぞれの演出の過剰さが「映画」だと思う。

それにしても桑野通子さんが美しすぎるので早くに亡くなったのが惜しい。
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