『アメリカの夜』に似た舞台裏を主題にした作品だが、今作には公演が失敗に終わる外的な理由が当然ながらさらに多い。戦争・占領が芸術に干渉し、同じ業界にいる人ですら、命の危険をもたらす可能性があるのだ。こ…
>>続きを読むナチスドイツ占領下のパリが舞台。
劇場の支配人、演出家のユダヤ人の夫は迫害を受けて"逃亡"。劇場に残された女優が、検閲に苦しみながらも、新しい演目に挑む。
この映画には、人間が描かれています。
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この暗黒の時代背景の上で演じられる舞台内映画、そして男女の限られた環境下でのメロドラマもあるからか閉鎖的ではなく妙に開けた印象。ヌーヴェルヴァーグから引き継がれる軽やかさも抜かりなく披露され、愛と秘…
>>続きを読むテンポ感すごくよく、10分に一回しっかりハラハラする想像以上のエンタメ脚本だった。のうえに流れる、ドヌーヴの艶やかさ...。戦時下の、劇団員のコメディわちゃわちゃも愛しい。視線のやり取りが見事。
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やはりフランソワ・トリュフォー監督の作品は味わい深い。こういう作品を観ると、彼がどれだけ演劇を、そして映画を愛しているかがわかる。演劇を舞台に、出演者達のリアルな素顔を見せることで、我々鑑賞者はまる…
>>続きを読むナチス占領下のパリ。モンマルトル劇場の支配人で、ユダヤ人のルカは、亡命を宣言しながら、実は劇場の地下に隠れていた。
それを知っているのは、妻のマリオンと、相手役のベルナールだけ。
地下から演出を指…
秘密がいつバレるのかとハラハラしながら鑑賞していたが、ラストの方で恋愛面でなかなかの急展開。なるほど2人の女がここでいきるとは!まだまだ女心(フランス映画?)への理解が足りないなと。ラストもいい。最…
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