表現の限界への挑戦とも思えるグロテスクなタブー描写の数々と、愛し合う兄妹の幻想的な美しさ。
やがてそれらは廃ビルの屋上でひとつになり、狂気を孕んでゆく。
凄惨な場面の連続に目をそむけたくなるが身体がそれを許さない。
人間の本能を刺激する映画。

ついに観てしまいました。
伝説のカルトムービー！
やはりこれは観ずに死ねるかと思い、
比較的に体調いいときに、覚悟を決めて観賞しました。
TSUTAYAお取り寄せ。
モノクロ映画。

凄いわ、これ。。。。。。。
途中気持ち悪くなって一回休憩入れました。

子宮をえぐりとる猟奇殺人事件が多発。その犯人である男は菜穂子と名付けたマネキン人形の中に殺した女性の子宮を埋め込んで毎晩抱いて寝ていた。
ここからもっと、常軌を逸した展開になる。登場人物がかなりやばい。

そのマネキンを寝とる頭のおかしいホームレス、小人症兄妹の近親相姦、未成年兄妹の近親相姦、食人、屍姦、身障者差別虐待、在日差別、動物虐待、ゲロ、死体遺棄。
考えられるアブノーマルな世界が全て詰め込まれている。

何故か文学的な香りがするのも確かだ。実際になくはないことだからだろうか。ただ言えることは登場人物が、どんな汚い状況化でもこの世の生を必死で生きているということ。

しかし、もう２度と観ないだろう。観る気力がもう残っていない。

• #カルト

伝説のカルトムービー


あらすじ

大阪の廃墟ビルで暮らす誠（佐野和宏）は、“菜穂子”と名付けたマネキンに惨殺した女性の生殖器を埋め込み、2人の愛の結晶の誕生を待ち望んでいた。そんな誠に思いを寄せる小人症の夏子（仲井まみ子）は、菜穂子の存在を聞かされ絶望する。


「ソドムの市」、「地下幻燈劇画　少女椿」など今まで精神的に来る映画を観た事があるが、私の人生で本作が一番精神的に負荷が重たかった映画だった…。

鑑賞中何度か吐きそうになったし、つまらないと言う理由以外で、鑑賞を途中で止めようとした映画は本作のみである。

恐らくこれを2回連続で観たら精神錯乱状態になるであろう…。

近親相姦、輪姦、人種差別、カニバリズム、鳩殺し、殺人、差別、強姦、マネキン姦とかなり濃い内容であるが、これの演出の仕方がある意味で最高クラスに上手い。

この上手さを私の文章力ではとても表現出来るものではないが、あえて言うのであれば「汚い芸術的作品の極地」であろうか…。

皆が心の中で見たくないと思っているものを、これ以上ないくらい汚く見せている。

ホームレスの風貌をした汚いおっさんの自慰行為、小人症同士の兄妹のセックス、兄が妹を犯し、その妹を土葬した後生で食べるシーンを誰が観たいんだ。

いるかも知れないが、割合としては極小数であろう。


本作はいうなれば、巻きグソの上に下痢をかけ、更にその上にゲロをぶちまけたような作品だ。

本作を芸術的作品として評価される理由は分からなくはないが、私には理解できない世界だった…。
（ただし、ここまで徹底して汚い芸術的作品の極地にした事は感服するしかない）

そもそも、小人症のキャラクターが女子校に胎児の死体らしきものを持って走り回るシーンがあるが、どうやらゲリラ撮影らしい。

多分、生理が止まった女性が何人かいたのではないだろうか…。

グロテスクな映画を好む人にはオススメ出来るが、かなり覚悟をしてから鑑賞した方が良いと思う。