ベビーパウダー山崎

ゲット・ショーティのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

ゲット・ショーティ(1995年製作の映画)
3.0
犯罪映画としての光と影の使い方がやっぱり『ブラッド・シンプル』『ミラーズ・クロッシング』っぽい。キャメラマンから監督、プロデューサーへと出世魚ばりに成功していくバリー・ソネンフェルドはもっと評価されても良いはず。当時はこんなのタランティーノ映画を薄めた二番煎じでしかないでしょとか馬鹿にしていたけど、今になって見返すと90年代の適当さとエルモア・レナードのオフビートな感じが程よく混ざっていて、キャラクターありきの映画としてそれなりに楽しめた。もう終わってんのにダラダラしているエンドロールとか結構好き。