MASH

ゲット・ショーティのMASHのレビュー・感想・評価

ゲット・ショーティ(1995年製作の映画)
3.0
ダラダラした会話劇に映画好きにしか分からないようなネタ、複雑に絡み合うドタバタ劇。どう考えても『パルプ・フィクション』の影響を受けまくりな作品。ジョン・トラボルタが出ている時点でそれが分かるだろう。

中盤までは『パルプ・フィクション』を意識しすぎていて、単純にダラダラした感じになってしまっている。特に笑いどころもなければ、サブカルネタも中途半端。タランティーノのあの感じは真似しようとしてもできないものなのだろう。だが、後半になるにつれテンポも良くなりぐんぐん面白くなってくる。そして、ラスト20分で一気に面白さMAXにまでもってくるのだ。

前半の「それいる?」みたいな内容が、色々あった末に見事にラストで綺麗に収まる。ラストへの持っていき方は見事なもの。かなり考え抜かれた脚本だと言えるだろう。ただ、『パルプ・フィクション』を意識したばっかりにせっかくのストーリーのテンポを落としまっているようにも感じた。前半も無理に会話劇劇で繋がずにテンポ良く進めていればかなり面白くなったのでは?ちょっと惜しい作品🤏
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