波野なみ松

トップガンの波野なみ松のレビュー・感想・評価

トップガン(1986年製作の映画)
1.8
『トップガン マーヴェリック』を観る前に1作目を観ておこう、と思ったけど、令和の今観るには不適切な映画だった。
一言で言うなら、「ヤンチャでイケメンなボクちゃんは、恋に飛行機に大忙し♡」。
カッコいい乗り物を使った壮大なコントみたいだった。
どうしてそう感じるのか自問自答したけど、音楽の使い方・入れ方がダサすぎるのが最大のダメージ。教官との恋愛シーンになると、決まって同じムードBGMが流れ始めるとか、もう恥ずかしくって。
特に恋愛については、すべてが納得できないことばかり。バーで歌ってアプローチ、って、私だったら「バカにしてんのか?!」ってグラスの水ぶっかけちゃうな…。しかも女子のパウダールームまで追いかけてくるなんて、気持ち悪すぎる…。
あと、後半のビックリポイントは、死んだ友達のドッグタグを海に投げるシーン。形見なんだから大事に取っとけよ!!そんなアッサリ死んだ友達を振り切るとかありえないだろ!!とドン引きしてしまった。
タイタニックでも、ローズばあさんがネックレスを海に捨てるけど、アメリカ人はネックレスを海に捨てる習慣でもあるのかね??(お願い、海にゴミは捨てないで〜!)
全体的にすべてが薄っぺらで、80年代らしさ全開。空母の中で葉巻吸いながらしゃべってるなどなど、マッチョな男の世界は、不適切にもほどがありました。
波野なみ松

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