イエローサブマリン

トップガンのイエローサブマリンのネタバレレビュー・内容・結末

トップガン(1986年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

デデデデンデーン!

トムクルーズをスターダムへ引き上げた一作。一番印象に残ってるのは空のシーンの迫力ですね。機内の様子も交えつつ本当にぶつかってしまうんじゃないかくらいの迫力があって、このシーンはフラットに楽しめます。

でも、全体的にはそんなに...例えばストーリーで言うと大きく分けて「訓練」「恋愛」という2パートで構成されていきますが、感情移入しにくいです。前者は訓練というシチュエーションであり、ライバルと切磋琢磨しながらという出来事が肝となるはずなのですが、とにかく薄い。言うなればただ訓練しているだけ。なので終盤でライバルと健闘を称え合うみたいなシーンがありますが、別にどうでもいいです。同様にグースが死んだ時もバディ感が薄いので「あぁ、死んだの」くらいにしか思えません。後者は本当にどうでもいいです。結局マーベラスを救うのは教官ですし、いてもいなくても関係ない存在だと思います。

そして個人的に一番気になったのは音楽ですね。基本的に4、5曲の使い回し。しつこいんですよね、またこの曲かい!と。例えば「ロッキー」なんかはあのメインテーマは終盤にとっておくことで効果的にストーリーを引き立たせることができますが、こっちはあのメインテーマが何回も何回も使われるので盛り上がりにイマイチ欠けるんですよね。音楽の重要性を知った一作でした。

なんでこれをこのタイミングで見たのかと言うと、そのうち分かると思います。