Haman

積木くずしのHamanのレビュー・感想・評価

積木くずし(1983年製作の映画)
2.4
スーパーウルトラメガトン反抗期の話。

ドン引くほど娘が暴れまわって、母親役のいしだあゆみが本気でふっ飛ばされ顔面を踏まれ電話線で首を絞められてたなり。

原作は穂積隆信という俳優さんの実体験を基にしたベストセラーらしく、子供本人を見ず静かにマニュアル通りの指示だけ出してくる鑑別技師の気味悪さなんかが妙に生々しかった。平日の昼間から一人で動物園に行ってニヤニヤしてるって、、何なんだコイツは!やりたい!!

この親あってこの子あり、って部分を親である本人が赤裸々に書いてるのは大変興味深いし原作がどう決着つけてるのかは知らないけど、その親としてとくに成長を見せるわけでもなく映画を良い話に落ち着かせようとしてんのはすげえ虫酸が走った。
実際の後日談だと娘さんは後に何度も逮捕され更に悲惨な家庭崩壊を迎えたみたいで、それを思えばあの朝日の光に向かうエンディングの後味も変わってくるわけねえだろぶっとばすぞ。
Haman

Haman