このレビューはネタバレを含みます
なぜか惹かれる監督キム・ギドク。
全作品を見たわけではないが、これはまた違うテイストで。
監督らしいファンタジーや逃れられない性への執着など、所々キム・ギドク印はあったね。
監督自身の欲望や願望をさらけ出して映画を作るというのが手法だと思うのだが、今回は、そうするとこうなりますよ。という感じか。
キム・ギドク自身は人間的にどうかと思うが、作る作品はどれも作家性豊かで、間違いなくいいものを作るから凄い。
映像が美しいというけど、いつもの泥くさい感じは抜けてないので、4K、8Kカメラとかで撮ってほしかった。(当時はなかったか?)
もう少しパキッとした映像だとまた違う印象をもっただろう。
ヘビの交尾は楢山節考を思い出した。
あとイカゲームの爺さんだ!と思った。