なんか分からないけど、面白かったし、見いってしまった。
何が面白かったかと聞かれたら、説明できないし、たいして盛り上りがあるわけでもないんだが、なんだか、綺麗でシンプルな映画で染みた。
まず、ロケーションが美しすぎる。
寺院はセットらしい。
この風景だけで絵がもつ。
登場人物がすごく少なく、仏教の思想が詰め込まれている感じ。
輪廻転生で、同じことが繰り返される。
哲学チックだった。
幼僧から老僧になるまでのある人物の一生。一生とはいえ、写しだせれるのは寺院にいる短期間の話だけ。
なのに、この人の一生に触れた感じになる。登場人物が少ない上に、台詞も少ない。
今まで見たことのないタイプの映画で、さらに味わったことのない読後感になる。新鮮だった。
「火口の人」のスゴい上質バージョンって感じだった。