アフガニスタンにおけるタリバンの恐怖政治、男尊女卑を描いた映画!!
アフガニスタンの数十年前の様子が描かれていますが、現在もこれに似た状況はあると思う…のでいろいろと考えさせられました。
〜~以下ネタバレあり〜~
父親をカブールの戦いで亡くし、兄をソ連との戦いで亡くした家族。祖母、母親、少女しかいない。
タリバン政権初期、女性は肌を一切見せてはいけないし働くことも禁じられていた。
そのため少女の家族は収入がない。少女は髪を切り男性の服を着て少年になりすまし働き始める。
数週間後、タリバン政権が宗教教育・戦闘訓練のために少年全員を集め出す。
いつしか大勢の少年の中で、少女が混ざっている事が見破られる。少女はタリバン政権に捕らえられ、牢屋に入れられる。
(牢屋には反政府運動をした多数の女性がいた)
宗教的に罪を犯した者たち(男性・女性両方)が、多くの男性たちの前に連れていかれる。少女もその中にいる。
罪を犯した男性が次々と処刑される。次は少年になりすました少女の番になる…処刑寸前、タリバン指導者の1 人(初老の男性)と結婚すれば許されると言われる。
処刑は免れたが、少女は初老の男性の家に連れていかれる。ここからまた新たな地獄が始まる…
女性にとっては地獄のような世界が、(数十年前ですが)この作品の中にありました。その国が文明国・先進国にならなければ、これに近い事は大なり小なりあるのかなと思います。
生まれた国は関係なく、男女問わず皆が人間として最低限度の生きる権利を持てる事を願います。