子供の頃数回テレビで放映されていたのを観てきたが、懐かしさもあり久しぶりに鑑賞。
細かい部分は忘れていたが、改ためて観ると、こんな緊張感あるストーリーだったのか。
爆発する貨物列車・意地でも犯人逮捕したい警察と人命救助を優先にしたい国鉄の対立・パニックになる車内と国鉄司令部に激切れの機関士・用意周到な犯人は無能な警察を嘲笑うように裏をかく・しかし徐々に追い詰められていく。
その間も新幹線は進んでいくわけで、まさに手に汗握る展開。
爆発シーンは当然CGやVFXを使わずミニチュアの特撮。改ためて観るとミニチュア箇所はわかるものの、50年近く前の作品とは思えないレベルの高さ。
邦画としては最高レベルのクライム・サスペンス。
主演の高倉健の淡々とした演技が渋い。
ヤン・デ・ボン監督「スピード」と内容が酷似しているが、どちらも黒澤明の「暴走機関車」が原案になっているとのこと。
これ、樋口監督でリメイクされるんだよね。どうなる事やら、まあ期待しよう。