ダンディー

ブラッド・ダイヤモンドのダンディーのレビュー・感想・評価

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
4.0
2022年、232本目(ドラマ除く)。

これはとても素晴らしい映画だった。
ダイヤモンドなんて全く興味ないし、
自分の人生でダイヤモンドを
買ったりもらったりすることも
一生ないと思うけど、
人生何が起こるか分からないからね。
いつかそういう場面に遭遇することがあっても、
絶対に手にしないと思った。

人間の欲のために
世界のどこかで誰かが命を落としている。
犠牲になっている。
しかも何の罪もない、
全く関係のない人たちが。
右も左も分からないような少年たちまでもが、
先進国の金持ちたちの欲のために
命をかけて闘っている。
犠牲になっている。

見ててかなり辛かった。

ちょっと話が別の方向に飛んでしまうけど、
人間の欲のために
死ぬまで子供を産み続けさせられる犬猫や、
動物実験の犠牲になっている子たち、
小さい時しか可愛がってもらえずに
飼い主から愛されず虐待されて死んでいく子たち。
動物たちも同じように
人間の欲のために犠牲になっている。

人間の欲のために
他の誰か、あるいは動物たちが
犠牲にならなくていい世の中になってほしいと
心から思う。

もちろん自分も誰かの犠牲のお陰で
今幸せに生きていられるのかもしれない。
もっと自分の生き方を
真剣に見つめ直さないといけないと思った。

レオ様は言うことなし。さすが。
ジェニファー・コネリー、美しい。
ジャイモン・フンスー、めっちゃ良かった!
息子のことで理性を失う演技とか、
怒りが爆発した演技とか、
めっちゃ上手くてかなり引き込まれた。
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