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ブラッド・ダイヤモンドのyunのネタバレレビュー・内容・結末

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

作品のお陰で、ブラッドダイヤモンドの事を初めて知ることができた。登場人物は架空でも、シエラレオネでのダイヤモンドを巡る紛争、残虐行為、少年兵は忠実に事実を再現しているという。

真面目に生きてきた平和な村の人々が突然襲われ、訳もわからない内に全てを奪われる。自分には関係のないことのために。銃を撃つのは小さな子ども達。
ダイヤモンド紛争ではなくても、世界のどこかでいまだにそういう悲惨な事は起きている。それは、読んだり聞いたりするより、映画で観た方がよりその残忍さ、恐ろしさをまざまざと感じられる。観るのも辛いシーンが沢山あった。

映画としては、最後は主人公は死んでしまうものの心は救われ、希望がある良いエンドの仕方。観て良かった。

日本から程遠い場所での程遠い出来事のようでいて、様々なものを他国から購入している消費者である我々にも責任がある。もちろん、自分ではどうしようも出来ない事もある。しかし、世界で起きている悲惨な出来事に無関心でいてはならない、と改めて思った。日本だって自分だって、いつどうなるとも分からない。目を背けず、知ること、思いを馳せること、まずはそこからだと思う。
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