Casablanca

ブラッド・ダイヤモンドのCasablancaのレビュー・感想・評価

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
4.3
エドワード・ズウィックは、外れのない監督。こういう映画の制作が可能なのは、ドラマ性のある素材の見極め能力の高さと、綿密な取材に基づいたリアルさの追求であろう。主役3名のそれぞれの目論見をうまく処理して説得力がある。自己中心的な傭兵くずれの主人公レオナルド・ディカプリオが自己犠牲を諦観するに至る過程も極めて巧妙。ジェニファー・コネリーは、演技派に成長して、こういうインテリ女性が似合っている。