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ブラッド・ダイヤモンドの先生のネタバレレビュー・内容・結末

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

10年くらい前に見て、面白かったのは覚えてるけど細かいところは忘れていたので、また見た。面白かった。
ダニーの生い立ちや目的について俯瞰して見られた。ジャーナリストの女の人も黒人のソロモンも俯瞰して見られる。

ダニーの親殺しの側面もあったのかなあ。
内線が長引いたほうが良いという考えに直面すると暗澹たる気持ちになる。

取引で、ダニーがマディーにソロモンを助けてくれというと、「どうして彼だけを助けないといけないの」と口走り気まずそうにするところが良い。助けを求める人がいて窮状を伝える手段があって、それが人々に届いても、多くの人は助けに来ない。
事実が必要だというが、どれだけ事実が必要なのか。ルワンダの虐殺を思い出す。何人から虐殺だと認定するのか。人を数で見たらそれは人権の尊重とは言えないな、と思う。

供給と消費者、どちらがより悪いかじゃなくて、そこで消費者が透明になることが悪いことだと思う。買うから売ろうとするんだから。
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