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アロンサンファン/気高い兄弟
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『アロンサンファン/気高い兄弟』に投稿された感想・評価

備忘のために

○イタリア版のDVDで鑑賞。タヴィアーニ兄弟のインタビューが特典映像。これはありがたい。

○マストロヤンニは最初、舞台でやるような19世紀風の演技を始めたらしいのだけど、パオロとヴィットリオは恐る恐る「すいません、現代のポポロ広場で演じるような気持ちでお願いできますか」とリクエスト。それを聞いたマストロヤンニは、ぱっと閃いて「ポポロ広場だな」とウィンクをすると、みごとな演技を披露したのだという。

マストロヤンニそれは、ヴォロンテが見事に常軌を逸したものを演じるのに対して、あくまでも普通なのだけど、そのなかに常軌を逸したものを垣間見せてくれるような演技だったという。

○そのマストロヤンニが演じたフルヴィオは、ナポリの貴族にして革命家のカルロ・ピサカーネ (1818 – 1857)がモデル。 ピサカーネはマッツィーニ主義者などの義勇軍とともに、ブルボン朝の支配から農民を解放しようと、1857年、サレルノ県のサプリに上陸するが、ブルボン朝の軍隊に捕らえられ、ピサカーネらはかろうじて逃亡するが、サンツィオで農民たちに殺害されたという。

映画のなかのフルヴィオ(マストロヤンニ)とその「崇高なる兄弟たち」と呼ばれる仲間たちは、この、ピサカーネと義勇兵から直接の着想を得ているが、タヴィアーニ兄弟は、ただの歴史劇を描こうとしたのではない。この兄弟監督にとって「歴史とは現代を描くために使うもの」なのだ。

興味深いことに、この映画が数年後にアメリカで公開されたとき、米国の批評家は「崇高なる兄弟たち」を「赤い旅団」に重ねようとしたという。映画のイタリア公開は1974年であり、赤い旅団によるモーロ元首相誘拐殺人は1978年だから、直接的には関係がない。しかし、パオロによると、この映画が作られたときの空気のなかで、その赤い旅団も生まれてきたことは確かだという。実際、公開されたとき、左派のなかには、この映画に拍手する者と、「裏切り者」と叫んぶ者たちに別れたという。そして、映画の後での討論の壇上にあがってきて、兄弟に唾をはいた若者(その多くは女性だったという)は、どうやらのちに旅団に入ったと聞いたというのだ。

○この映画のもうひとつの主役は、エンニオ・モリコーネの音楽であり、映画そのものはオペラを念頭においたもの。なにしろ、オープニングクレジットではオーケストラの音合わせが聞かれるし、劇場の赤い幕が開くように、クレジットの赤い背景が左右に開いて、フルヴィオが階段の上から降りてくることになる。実にオペラ的ではないか。

そして、ラウラ・ベッティの歌う幼い頃の思い出の曲「ディンディンディンディン」の調べが、赤シャツの男たちの歌う「ラ・マルセイエーズ」と対置され、さらにはモリコーネらしい主題曲『Rabbia e tarantella』のリズムに合わせてステップを踏む男たちの姿は、ユートピアへのステップであるとともに、祭りが終わったあとのポスト・ユートピアの時代に現れる亡霊のステップでもあるわけだ。

ちなみに、この『Rabbia e tarantella』、タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』のラストシーンに見事に引用されている。
https://www.youtube.com/watch?v=FNcxj54qtyk

○タイトルの「アロンサンファン Allonsanfan 」は、登場人物の名前でもあるけれど、もともとはフランス語の Allons enfants であり、これは「ラ・マルセイエーズ」の冒頭の一節「 Allons enfants de la Patrie」(立ち上がれ、祖国の子らよ)だ。
★★★★
メグ

メグの感想・評価

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字幕ないので何言ってるか1ミリも分からなかった。Rabbia E Tarantellaが聞けたので満足、、、字幕って大事