HAYATO

月に囚われた男のHAYATOのレビュー・感想・評価

月に囚われた男(2009年製作の映画)
3.9
2023年420本目
一昨日Coldplayのライブに行ってきたので「宇宙」にまつわる映画を鑑賞
デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズの長編映画監督デビュー作
ほとんどサム・ロックウェルによる一人芝居
資源採掘のため、3年契約で月面の基地にたった1人で派遣されたサムは、任務終了まであと2週間に迫ったある日、自分と同じ顔をした人間に遭遇する。
トム・クルーズ主演の『オブリビオン』と似た要素のある作品で、登場人物が任務の裏側にある真相を暴こうとする姿が描かれている。
記憶を移植されたクローンが、地球にいる家族を本物の家族だと思い込み、早く会いたいと願っている様子が辛い。
人工知能のガーティが最後までいいやつだったのが意外で、『2001年宇宙の旅』を見たことのある人に、いつかガーティが主人公を裏切るのではないかとヒヤヒヤさせるミスリードが巧み。
いろんな想像が膨らむラストシーンがとても良かった。
低予算で製作し、たったの33日間で撮影を完了したというエピソードが驚き。
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