カイトウ

月に囚われた男のカイトウのレビュー・感想・評価

月に囚われた男(2009年製作の映画)
3.7
切ないね〜、とにかく切ないよ
最初はタイトルとストーリーの序盤からしてトラブルが起きて地球に帰れなくなっていく感じなのかなと思ってたら、事故が起きてもう1人の自分が出てきた辺りからどうなっていくんだとすごいワクワクしてみれたね 
そのワクワクからどんどんと切なくなっていったけどね

資源確保の為に愛する家族がいる地球から離れた月で3年間ひたすら孤独にやってきたら突如もう1人の自分が出てきて、そいつにクローンだと言われて認めたくはないけどやっぱクローンだとわかったときが切なかったね
大量の自分たちを見つけたときもそうだけど何より愛する妻がもう亡くなっていたことと娘が成長してたとこが1番切なかったね、あれは惨過ぎるよ

AIのガーティが良いやつでそこが救いだったね
最初はこいつもグルで隠れて裏でなんかやってんだろうなと思ってたけど、パスワードを教えてあげたりクローンであるということを打ち明けたり最後の脱出作戦を失敗しないように記録を消してくれと言ってきたりと主人公のサムに対して助ける行為がすごい良い奴で嬉しくてなった
てか、あの声ってケヴィン・スパイシーだったのねめっちゃ豪華じゃん笑

サム・ロックウェルの演技も素晴らしいね
同じサム・ベルという男の役を演じてるわけだけど、クローンだからもちろん同じやつなんだけど、それぞれ多少の見た目とか性格とかが宇宙戦内での生活の時間が違うこともあるからなのかちょっと違くて、それを上手く演じ分けてるのがすごいよね
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