ま

解夏のまのネタバレレビュー・内容・結末

解夏(2003年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

まあまあ良かった、石田ゆり子が可愛い。
ありきたりなストーリーだけど、先生の言葉が印象深い作品だった。

夏季に90日間行われる仏道修行の始まりの日を結夏、終わることを安居、修行から解放される日を解夏というらしい。
見えなくなるという恐怖が行であり、いずれ失明してその恐怖から解放される、その日が解夏だと。死に至る病ではなく、失明にピンポイントで刺さるような、少し救われる言葉だと思った。
失明すると真っ暗な世界が広がってるわけじゃなくて、霧がかかった様な世界になるらしい。最後に刻んだ長崎の景色や陽子の顔を、好きな時に好きなだけ霧の中に写し出せたらいい。

ストーリー展開は、個人的には少し退屈な部分もあったかな。学校で生徒から好かれてる描写はあっても、一人一人生徒を見てる描写はなく、仮にそういったシーンがあったとしても、生徒からの手紙に泣く場面はまた別の作品の様に思えてしまいました。
ま