好き勝手なてそ

着信アリの好き勝手なてそのレビュー・感想・評価

着信アリ(2004年製作の映画)
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逆張りして来たので今さら初鑑賞。

自分の携帯電話に知らないオルゴールの着信音が…発信元は自分の名前になっていて、出ると自分の声が聴こえた。
それは自分が死ぬ前の最期の音声だったーーーという話。

若い柴咲コウ、かわいい。演技の感じはご愛嬌。
謎の死が電話を介して伝播する…みたいな設定と、主人公にも死の危険が迫って呪いを解こうと奔走するストーリー展開はリングとかなり似ている。

場面がどんどん展開して飽きない&ずっとじわじわ怖くて面白かった。
着信音の曲が有名な映画だけど、思ってたよりまったく不気味な曲じゃなかった。
なんなら最初前奏というか、ジャーンって和音1回目挟んでから始まるから、なんか満を持した感じに聴こえてしまってちょっと面白くなってしまった。
むしろ山下さん(堤真一)の携帯のほうが緊急地震速報みたいな音でちょっと怖かったかもしれない。

ちょっと残念なところをいうと、
自分の最期が電話で聞けてしまう話なので、あとの展開が少し読めてしまうのと、
色々調査し呪いの正体にたどり着こうとするので、もう少し霊側にも同情したかったなぁーという気持ちがある。
かわいそう?なのかな?…みたいな中途半端な気持ちになって終わった。
いったい何がしたかったんだろう…?

病院で由美(柴咲コウ)に迫ってくるときは、後ろからなんかすんごいゆっくり手が伸びてきて、いつガッと来るのかとハラハラ見ていたら掴みかからず自らの指を逆ポキポキしたりするし、
ホルマリン漬けの何かをあちこちから差し出してくるシーンが謎だし慎ましやかで面白かった。
そのくせドア閉めたらバコーン!って変形するくらい顔押し付けて破ろうとしてくるし、どっちなんだい?と思った。ヤンデレ過ぎる。