このレビューはネタバレを含みます
クローネンバーグマラソン番外編。
俳優としてのクローネンバーグも観てみたくて。
闇に隠れて生きる妖怪人g、、、ではなく闇の一族“ナイトブリード”とそれを忌み嫌う人間達の戦い。
自分達とは違う。ただそれだけで人はここまで暴力を帯びてまうんやで?という2023年人類への強烈な問いかけ。年の最後に観るに相応しい一本だったかも。
ストーリーはメガテン的というかデビルマン的というか。主役アーロンのナイトブリード形態は顔にトラディショナルな紋様が浮かぶんやが、それがメチャクチャ“人修羅”っぽい。対するサイコパスの医師をクローネンバーグが嬉々として演じてるんだけど、人柄は全然違うけど飛鳥了っぽい白き狂気が迸ってました。
ナイトブリード達の造形も一体一体とても素晴らしく眼福の極み。さすがクライヴ•バーカー(ヘルレイザー4Kも劇場かかってる間に行かねば)。
ワイ好みのオカルティックな一本にしてピリリとスパイスの効いた良作でした。
クローネンバーグが演技上手いかどうかはわかりませんでしたが、とにかく楽しそうなのはビンビン伝わってきましたよ。
どうやら編集権はクライヴ•バーカーに与えられておらず不本意なバージョンの公開だったみたい。
ディレクターズカットも邦盤出てるんだけど、BD高え、、、。