ミディアンを配信している動画配信サービス

『ミディアン』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ミディアン
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『ミディアン』に投稿された感想・評価

M少佐

M少佐の感想・評価

4.0
 強いメッセージ性を持った単純にホラーと割りきれない名作! ハレルーヤ!

ある男の悩み。
度々見る悪夢に導かれ幻の都「ミディアン」へと足を踏み入れる。

これはモンスターを描いていても、人種差別、容姿やタトゥに偏見を持つ人間に対するカウンターです。
キリスト教に迫害された、まつろわぬ神と、その一族。
見処はクリーチャーの造形が素晴らしい。
某映画ではないですが顔が星なんて、一歩間違うと笑ってしまうようなものから、かなり醜悪なものまで出てきます。
しかし、一番恐いのは人の皮で作ったであろうマスクを被りモンスター狩りを嬉々として行う殺人鬼(演じるは皆さん大好きデヴィット・クローネンバーグ!)
それに先導された人々。
世界観が大好き過ぎる。

続編ありそうな終り方なんで、いつまでも待ちます。

ホラーファン必見!しかし見るのは困難!、中古高過ぎ(T0T)
タケオ

タケオの感想・評価

4.4
 本作の主人公ブーン(クレイグ・シェイファー)は、闇の種族(Nightbreed)が住むと言われる死都'ミディアン'へ迷い込む悪夢に毎晩悩まされている。ブーンはそのことを精神科医のデッカー(デヴィッド・クロネンバーグ)に相談していたが、実はデッカーの正体は巷を騒がせる連続殺人鬼で、自らが犯した全ての罪をブーンに被せようと画策していた。精神病院の患者から死都'ミディアン'が実在すると聞かされたブーンは単身ミディアンへと旅立つが、それを知ったデッカーは更なる策略を張り巡らせていく——。
 『ヘル・レイザー』(87年)などの作品で知られる「ホラー映画界の貴公子」ことクライヴ・パーカーが、自ら執筆したホラー小説『死都伝説』(88年)を映画化したのが本作『ミディアン』(90年)だ。『ミディアン』の魅力は多岐にわたるが、死都'ミディアン'に棲む異形のものたちのバリエーションに富んだビジュアルを見ているだけでも十分に楽しい。身体中に棘の生えた女や、腹部に顔のある肥満体型の男、悪魔のような姿をした生き物から全身ドロドロとしたなんとも形容し難い物体まで、死都'ミディアン'にはありとあらゆるものたちが棲んでいる。それは同時に、死都'ミディアン'が差別のない多様性に満ちた都市であることを意味している。「人とは違う」というただそれだけの理由で、死都'ミディアン'に棲む異形のものたちは人間たちから追害されてきた。物語中盤で、死都'ミディアン'に棲む異形のものたちが人間たちに追害されてきた過去の様子が描かれるが、その場面は明らかにキリスト教による魔女狩りを意識したものとなっている。また、クライマックスでデッカーとともにミディアンに攻め込んでくる警官隊たちの姿が、明らかにナチス・ドイツを彷彿させるものとなっているのも重要だ。死都'ミディアン'は、「異端者」というレッテルを貼られ追害された者たちに残された最後のシェルターなのである。
 長きに渡り追害されてきた死都'ミディアン'に棲む異形のものたちは、人間を恐れて滅多に姿を見せることはない。しかし、それでもデッカーや警官隊たちは死都'ミディアン'を襲撃しようとする。何故ならデッカーたちにとって死都'ミディアン'に棲む異形のものたちは、自分たちのような清き「人間」とは異なる醜き「怪物」だからだ。「自分たち」と「アイツら」といった形で雑に種族をカテゴライズするものの考え方は、悲しいことに今なお社会に根深く残っている。そのような分かりやすい(愚かな)考え方は、「自分たち」が所属する体制を批評することなく気に入らない「アイツら」を好き放題に追害できるため、「自分たち」こそが絶対的に「正しい」立場だと信じてやまない人間たちには重宝されるのだ。もっとも、そのような考え方が如何に愚かで醜く残忍なものであるかは、魔女狩りやホロコーストといった形で既に歴史が証明しているわけだが。
 だからこそ、ブーンと共に死都'ミディアン'に棲む異形のものたちが遂に立ち上がるクライマックスには、虐げられし者たちが牙を剥く興奮とカタルシスが宿っている。魔女狩りやホロコーストによって追害されし者たちの怒りや怨念を代弁するかのように、死都'ミディアン'に棲む異形のものたちがあらゆる手段で攻勢に出る様は、何度鑑賞しても圧巻だ。残忍かつ冷酷なマジョリティに属するぐらいなら、誇り高きマイノリティとして生きた方が遥かにマシだと『ミディアン』は力強く叫ぶ。その叫びは、自らとは異なる価値観や存在を「怪物」呼ばわりするような愚劣極まりない思想とは対極にある、どこまでも清く美しき「真の個人」としての在り方の表明でもあるのだ。
Haman

Hamanの感想・評価

3.9
全員悪役面。

墓地の地下にある死都(ミディアン)で生活する異形な姿の夜族とその悪夢ばかり見る青年の話。

単純に夜族=社会不適合者というのが見てとれて、社会のはみ出しもの達が自分達の居場所のために一致団結して戦う構図はけっこう込み上げるものがある。

そして、そんな夜族絶対殺すマンのイカレ精神科医をデヴィッド・クローネンバーグが熱演。クローネンバーグの目力って有無を言わさないからマジ怖い。それでいておどろしいボタンマスクも被ってバタバタ殺していくから最恐。マスクもイカしてるし脱いでもイケメンだしで何だこいつは。

次いで、夜族の指導者おじさんを演じているのはクライヴ・バーカーの盟友でありピンヘッドさんの中の人であるダグ・ブラッドレイ。もう本当クライヴ・バーカーによる完璧なクライヴ・バーカー的世界の映画。浸れる。

『ミディアン』に似ている作品

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

上映日:

2009年01月09日

製作国:

上映時間:

119分

ジャンル:

3.6

あらすじ

超常現象捜査防衛局・BPRDのすご腕エージェントとして、秘密裏に怪事件の捜査と魔物退治に当たるヘルボーイの前に、闇の世界の王子・ヌアダが現れる。王子は人類を抹殺するため、伝説の最強軍団“ゴ…

>>続きを読む

ダークシティ

上映日:

1998年11月28日

製作国:

上映時間:

100分

ジャンル:

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.5

あらすじ

突然記憶を喪失し、日が昇らない街で目覚めたジョン・マードック。気づけば、身に覚えのない連続殺人事件の犯人にされ、謎の黒コートの男たちに追われる羽目に。そして、住民が眠りにつくと、都市は何者…

>>続きを読む

ヘルレイザー2

上映日:

1989年02月25日

製作国:

上映時間:

99分

ジャンル:

3.4

あらすじ

魔道士たちの手を逃れたカースティは、精神病院に収容されていた。ところが、パズルボックスを研究していた院長のチャナードは、事件現場の遺留品から魔界の住人となったジュリアを復活。さらに、パズル…

>>続きを読む

ゼイリブ

上映日:

1989年01月28日

製作国:

上映時間:

96分

ジャンル:

3.7

あらすじ

仕事を求めてある町に流れ着いたネイダは、教会で奇妙なサングラスを発見する。それを通して見えたのは、人間になりすましたエイリアンの姿。そして至るところに隠された洗脳標識の数々だった。ネイダは…

>>続きを読む