18年後に続編とは。
二匹目のドジョウを狙うにしても、J•べルーシのいないブルースブラザーズなんて、ジンの入っていないマティーニか、コーヒーの入っていないカフェオレぐらい味気ない。
そう思ってずっと見送っていた。
しかし思い返してみれば、脚本と監督という主要エッセンスは、D•エイクロイドとJ•ランディスだし、見所は伝説級のミュージシャン達だし、あと縦列駐車。
この映画は彼等なりにブルースブラザーズという伝説的な作品と、J•べルーシという代え難い才能と上手く折り合いをつける為の総括として、そして告別式として製作したのだと思い至った。
今となっては、J•キャンディ、C•フィッシャー、J•ブラウン、A•フランクリン、C•キャロウェイ、R•チャールズ、BBキング、W•ピケット、B•ディドリー等、彼等のパフォーマンスを後世に残す貴重なフィルムシリーズとなった。
さぞかしJ•グッドマンも、この役に関しては受けるかどうか思い悩んだだろう。
ルイジアナ・ゲーター・ボーイズの圧巻のパフォーマンスだけで観る価値と意味はある。
個人的にこの中で一番好きなアーティストの曲は、借りてきた猫の様になっているS•ウィンウッドのHigher loveです。
この曲も最近は、W•ヒューストンの圧巻のパフォーマンスの方が有名かも。
