コンビというと目立つ方とそうでない方がいます。ブルース兄弟は兄のジェイクがボケ担当で比較的目立ち、弟のエルウッドはもの静かに突っ立ってる印象がありました。さて、あのブルース・ブラザーズの続編です。が、もうジェイクはこの世にいません。最高にクレージーで好きだったので…残念です。必然的に地味なエルウッドだけでバンドが続きます。期待はずれにならないか大丈夫かなと正直心配で…だけどそれが全然大丈夫でした。相変わらずはちゃめちゃな笑いを提供してくれます。前作の空気感を完璧に踏襲、さらにエンタメを盛り込むことに成功したような気がします。エルウッドは兄貴の分まで不機嫌な顔で笑いをかっさらっていきます(ムース・バクテリアって何なんだ…)。音楽がクールなことに変わりはありません。野外ライブは神がかっています(幻覚を見せる演奏とは…！)。これなら前作のファンもそれなりに満足出来る出来ではないかと思いました。
