びんぼん

るろうに剣心のびんぼんのレビュー・感想・評価

るろうに剣心(2012年製作の映画)
2.0
あかん…良さが全く分からなかった
岡田准一のリアルを追求した時代劇を観過ぎている私の側の問題なのか
いや、しかし『高速参勤交代』などのポップな時代劇でも楽しむことは出来た

原作も未読で当然アニメも未見(アニメやっていたよね?記憶曖昧)
続編が何作も作られているからには、それなりに興行収入があり、人気があるのだろう
いつかは観てみたい
たまたま昨夜、なんか日本語の映画が観たいと急に思い立ち、そういや、るろ剣観てみたかったんだと思い出した

残念ながら、私には何ひとつ刺さる部分が見つけられないまま終了

香川照之は確かに嫌な人を演らせるととても上手いのだけど(ここだけの話、ほんとに嫌な人なのではないかと睨んでいる(笑))、この役は何だか武田鉄矢の背後霊を感じた
何を隠そう、香川照之も苦手だけど日本の芸能界で一二を争って苦手なのが武田鉄矢だ
武田鉄矢風の香川照之とか嫌過ぎる(笑)

流石だと思ったのは吉川晃司の持つ存在感
どこにいても、どんな格好をしていても、ただそこに立っているだけで視線を集めてしまうような、稀有なオーラの持ち主

主演の方には元々あまり興味がなく、ただただ、原作の台詞回しであろう「…ござるよ」「おろろ…」というのが気の毒だった
剣心が「ござるよ」と言う度に、アニメ一休さんの登場人物・新衛門さんが「そりゃないでござるよ、一休どのぉ」と泣きつく姿の幻が見えた

ヒロイン(武井咲)はびっくりするほど棒
蒼井優の上手さもあまり出しきれていなかったような

続編を観ればもっと面白くなってゆくのかもしれないが、もうこれ以上観る気力がなくなった
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