ゆうた

るろうに剣心のゆうたのレビュー・感想・評価

るろうに剣心(2012年製作の映画)
1.0
申し訳ないけど開始数十分でギブアップした。
肝心のアクションシーンにたどり着く前に、無防備すぎる演出や演技やテンポに耐えられなかった。
まずね、冒頭の斎藤一が剣心を探してるシーンからして緩すぎる。
「どこだ、どこにいる、人斬り抜刀斎 …」。
こんなモノローグ入れる必要ありますか?
あんなもん、斎藤一がきょろきょろあたりを見ながら進むカットを映し、次に剣心が進む姿を背中越しに映しってすれば、それだけで観客には「あ、このタバコ吸ってる人は誰かを探してるんだな」ってわかるでしょ。
ほんでお互い無言で進みあって、出会ったところで初めて「抜刀斎!」って声かけて剣心が振り返った方がずっとドラマチックでしょ。
なのにこのモノローグ入れるってことは、監督がこれがないと伝わらないと思ってるおバカさんなのか、あるいは観客のことをモノローグがないと理解できないおバカさんだと思ってるのかとどちらかでしょ。
バカが作ってるのかバカ向けに作ってるのか、どちらにせよ、その後も香川照之邸でのエキストラたちのわざとらしく怯えた演技や、須藤元気のわざとらしい怖いだろ!的な演技があって、薫殿の道場でのチンピラたちのわざとらしいチンピラ演技があって…と。
もう気恥ずかしくて見てらんねーよ。
強くて怖いやつを表現するのに首ポキポキさせるな!
チンピラに「ヒャッハー」って笑わせるのは禁止にしろ!
武井咲の演技は悪くなかった。
というか、武井咲だとちょい顔は怖いけど神谷薫って雰囲気はこんな感じの女の子だよねって思った。
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