ものすごくピュアな映画という解釈でいいのだろうか。
というより、他の宮崎駿作品と比べて、明らかに子供向けであるということを自覚的にやっているので、今の年齢で見てしまうともはや興味がもてないところがある。
ポニョに関して批評めいたことをする事自体がナンセンスなようにも思えて語りずらい。(逆に当時60過ぎた宮崎駿がこれを作ってるのだからすごいとも思う)
手書き作画の表現的な面白みがあって、そう意味では見応えがあった。
特にキャラクターとしての「海」や形を変える「変態」の様子は官能的。
海を走るポニョは久々にダイナミズム溢れる宮崎駿の絵が見れてよかった。