フェミ研ゼミ

崖の上のポニョのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)
5.0
公開した時、兄弟三人で映画館へ観に行ったんです。
わたしが高3の時です。
別に年の離れた年下の兄弟がいるわけじゃなくて、
3つと5つ上の姉と兄と観に行ったんです。
特に仲よかったわけじゃないし、
当時既にみんな別々に住んでたのに
何でか観に行ったんですね。
なんでだろう。
最前列しか席が空いてなくてそこで観ました。
でもこれ観てる間は子どもに戻ってしまっていたと思う。
観終わった後、姉と二人でグッズを色々買いました。
その後奢らないよと言う兄に連れていかれてパスタ食べました。
姉と私は物語やキャラクターのチャーミングさについて盛り上がっていたけど、お兄ちゃんはそうすけの名前すら忘れていたようでしたが、何だかんだ言って付き合ってくれたし、奢らないよって言ったくせに最後は奢ってくれました。ありがとう。

その頃、比較的近しかった姉とはもう何年も会っていないし、連絡もとっていない。
疎遠だった兄の家には最近よくいくし、
あの頃想像した未来とは全然ちがうし、
生きてると何があるかわからないなあ。って感じです。

あの時はポニョやそうすけ目線で観ていた映画を昨日観たら、リサたち親の目線で観ていた。
そしたら、あの時はなんて落ち着いてる5歳だろうと思ったけど、そうすけはやっぱり、悲しいことが会ったらリサの腕の中でワンワン泣いちゃう5歳の男の子だし、
ポニョはいつでもわがままで優しい5歳の女の子だった。

自分に子どもが生まれたら一体どんな子どもと親になるんだろう。
って想像ばかりしていた。

あれから10年経ったけど、
今でもワクワクドキドキ美味しいかわいい映画で、これからも色々変わっていくわたしの中で変わらずずっと大好きな映画とキャラクターたちだ。
これからも大好きです。たぶん。
フェミ研ゼミ

フェミ研ゼミ