MK

モバイルハウスのつくりかたのMKのレビュー・感想・評価

4.0
正直、建築学科卒の同世代の自分的には建築に対するスタンスを示し切った表現者として、嫉妬も尊敬もできる人だと思っていて。一気に著書をほぼ読んだ。

土地は誰のものでもなくて、電気だって無理矢理不必要な量を押し当てられてる。

建築学科にあって不毛に建て、不毛に消費することに作者は疑問を抱いたのだろうなと想像するのだけれど、この業界に入るために体系化された学問を学び、その中で生活をするための経済活動は、地球環境や社会環境に果たして寄与しているのかを考えさせられる一連の作品だった。

魚は水の存在に気づかない。

壊して建てること、新しい何かをつかうことがはたして当たり前なのか、今なら余計に考えて向きわないといけないと思う。

昔に観たので朧だけど微妙にハウツーもの感出ちゃってて作品の意図も歪曲してた印象があった気がする。
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