「マーティ」
原題「Marty」
1955/12/25公開 アメリカ作品 2017-269
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1956年第28回 アカデミー賞作品賞
元テレビ演出家のデルバート・マン監督が派手さのない市民のごく普通の生活を淡々と描いています。
人の心の美しさや優しさをユーモアを交え、押し付けがましくなく描いた彼の演出は見事で、いきなりアカデミー監督賞を受賞することになりました。
そして個性派俳優アーネスト・ボーグナインが悪役専門からイメージを一転し、恋愛に臆病な心優しい男を好演しています。その演技が評価されるアカデミー主演男優賞を獲得しました。
ほんと心優しい作品ですね。
この時代に珍しいエンドロールがあり、そこで流れるロイ・ウェッブの音楽が楽しくて良い気分で観終われるのがいいですね。
「西部戦線異常なし」の巨匠、元テレビ演出家のデルバート・マンが処女監督に当たり人気テレビシリーズを映画。監督デビュー作にしてアカデミー賞を総なめにした。出演者は悪役専門のアーネスト・ボーグナイン、ジーン・ケリー夫人のベッツイ・ブレア、イタリア劇壇の名女優エスター・ミンチオッティの他、新人たちが顔をそろえている。
