健一

インドへの道の健一のレビュー・感想・評価

インドへの道(1984年製作の映画)
3.0
1984年 🇬🇧映画 カラー作品。

第57回アカデミー賞
最優秀助演女優賞(マギー・アシュクロフト)
最優秀作曲賞(モーリス・ジャール)受賞。

何故 この邦題にしたのだろう?
「インドへの道」というより「インドへの旅」ですね。😅

婚約者を訪ねるため義母と一緒にインド🇮🇳の地へと向かう女性アデラ。
彼女は異国の地で出会ったインド人の医師とふとした誤解により反英運動の騒動に巻き込まれてしまう。
異郷の地インド🇮🇳の壮大な風景を舞台にアデラの揺れ動く女心、彼女に振り回される男達を描いたメロドラマ。

「アラビアのロレンス」のデヴィッド・リーン監督14年ぶりの作品であると同時に本作が遺作となってしまった。

当時は「アマデウス」と共にアカデミー賞に11部門でノミネートされ、最有力候補とされていたが 蓋を開けてみれば「アマデウス」に惨敗してしまいました。😰


さて本作。 ネタバレあり。


2時間43分という大作感、インドの絶景パノラマ、壮大な音楽、そして何より「アラビアのロレンス」のリーン監督作!
映画ファンなら 否応なしにも期待が高まって当然なのでは。

.....なのだが! 内容 薄っ!

貴婦人とおばあちゃんがインドを旅してて ちょっとトラブルに巻き込まれるだけです。
クリーム がちょこっとしか入ってない昭和のクリームパン🥖みたいな作品です。😔

海外旅行の経験がある方ならわかると思いますが、旅行先でトラブルゼロ なんてまず あり得ませんよね?
まぁ本作のようなトラブルは 滅多にないとは思いますが この尺で映像化するような内容では無いような。
100分弱で充分。なので無駄なシーンが沢山あったように感じました。
ドラマというかサスペンスというかトラベルムービーです。

インドに旅行してみたい! でも今はコロナで行けない。と嘆いている方にはおススメの作品です。

尊敬するリーン監督の遺作なのであまり貶(けな)したくはないのですが、「アマデウス」には到底かなわないです。



😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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