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名誉と栄光のためでなくのmhのレビュー・感想・評価

名誉と栄光のためでなく(1966年製作の映画)
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ベトナム(インドシナ)、アルジェリアと次々に独立運動の火の手が上がった時代を背景としたフランスの空挺部隊(落下傘兵)の物語。
冒頭は第一次インドシナ戦争(1946-1954)、ディエンビエンフーの戦い(1954年3月-5月)、カストール作戦。
休戦になったので、アンソニー・クインはお役御免。無職になって困っていたら、アルジェの鎮圧にリクルートされる。
主人公である中佐が時代に翻弄されているのを描くことで、フランス軍そして、フランス本国も同じように変化を強いられていることまで描写していた。
アクションとエンタメドラマをまぜこぜにしたせいで、面白いはずの原作/史実が凡庸な戦争ドラマに帰着しているのがもったいなかった。
ベトナム戦争の真っ最中に公開になったのも、当時のセールスポイントだったようだが、アメリカではヒットしなかったそうだ。
面白かった。
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