バーチィ

ショウ・ボートのバーチィのレビュー・感想・評価

ショウ・ボート(1951年製作の映画)
3.8

この映画に『風と共に去りぬ』のマミーがチョロと出演してるのよ。
マミー、スカーレットオハラの黒人女性の乳母。
わがままなスカーレットを時には、叱ったり擁護したり、全て無くした時もスカーレットの側にいた誰よりもスカーレットを理解してる黒人肝玉かーちゃん。
バトラーから、真っ赤なシルクのペチコートをプレゼントされた時は、可愛かったなぁ。

それが…なんで『風と共に去りね』が配信中止なの…??こういう時代だって、白人と黒人の良い関係ってあったと思うだけどね。


本題は、マミーがチョロ出演しているこのミュージカル。
アメリカには、ミシシッピー川を行く、蒸気船で劇団が町にやってくる。

スター歌手のジュリーは、黒人とのハーフ。
この時代、白人との恋愛はスターでも禁止。
白人男性とのトラブルで、劇団を去る。
船長の娘純粋無垢なアグノリア、流れ物の博打打ちと駆け落ち…

メロドラマのミュージカルであるが、人種問題も描かれている。
挿入歌の黒人霊歌のような『オールマンリバー』
は心に響きます。
バーチィ

バーチィ