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リーサル・ウェポン4のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

リーサル・ウェポン4(1998年製作の映画)
4.0
ロス警察の名物刑事、マーチン・リッグス(メル・ギブソン)とロジャー・マータフ(ダニー・グローバー)が、火炎放射器を手に完全武装した凶悪犯と銃撃戦を展開しているさなか、リッグスは彼の恋人であるローナ(レネ・ルッソ)が妊娠していることを知らされる。今回もタンクローリーを吹っ飛ばすほどの暴れぶり。そんなふたりのお陰で保険会社から愛想を尽かされつつあるロス警察は、最後の策として彼らを警部に昇進させることにした。内勤につかせておくためだ。図に乗って大喜びするふたり。そんなある日、ヨットでお騒がせ会計士のレオ(ジョー・ペシ)と釣りに出かけていたふたりは中国からの密航船を発見し、スネークヘッドたちとの格闘の末、船を座礁させる。だが、避難用ボートの中に隱れていたホン(エディ・コー)とその一家に同情したマータフは、違法と知りながら自分の家にかくまうことに。ふたりは、若手刑事バターズ(クリス・ロック)と共に密航事件を捜査し始め、チャイナタウンの黒幕であるクー(リー・リンチェイ)の存在を暴き出す。クーは、大陸で強制労働についている4人の長老を人民解放軍との闇取引で手に入れるために、大量のニセ札をヤミ工場で印刷していた。クーたちはマータフ家を急襲、リッグス、マータフも駆けつけたがクーのカンフーによって叩きのめされ、ホン一家は連れ出され、全員縛り付けられた上で家に火を放たれる。間一髪のところで逃げ出したリッグスたちは4人組の引き渡しが行われる場所へ急行。ニセ札で取引をしようとしていたことを人民軍にしらせ、クーの顏を丸潰しに。怒りに燃えるクーとふたりは死闘の末、勝利を収めるのだった。
メル・ギブソン主演の大ヒットシリーズ「リーサルウェポン」シリーズ現時点での最終作。
前作からコメディ色が強くなり、リッグスもマータフも、老いを感じるようになり、敵の一味を追いかけても追い付けないようになった。
そんなリッグスに代わり、「人間凶器リーサルウェポン」に相応しい暴れっぷりを見せるのがジェット・リー演じる「蛇頭スネークヘッド」のリーダー・クー。
冷酷非情で目にも止まらない素早さのカンフーでリッグスをぶちのめす桁外れなクーの強さに、さすがのリッグスも苦戦する。
ジェット・リーの素早さに、撮影監督がもう少しスピードを落としてくれと頼んだほど。ジェット・リーの強さを楽しむのが、見所。そのせいで、リッグスとローナ、リアンの結婚騒動が薄くなってしまったのが、残念。
ド派手なガンバトルやスリリングなカーチェイスは、いつも通り楽しめるし、シリーズのファンは楽しめる作品。
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