マッサージ屋2号店

蛍のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

(1989年製作の映画)
2.0
所属して暴力団組織が解散してしまう憂き目にあった島田謙次(柳葉敏郎)はやむなく敵対していた組織に入る事なった。
組再興を兄貴分の楠原(ジョニー大倉)に託す為に相棒の秀夫(布施博)とともに小銭を稼ぐ日々だった。
そんなある日ピンサロ嬢の麻子(南果歩)と出会い・・・。

柳葉敏郎初主演作品。

公開当時前後は陣内孝則や哀川翔らとともに東映の新世代ヤクザ映画が多数制作されてた時代だったはず。
映画館には見に行きませんでしたが存在は何となく覚えています。

今作も初鑑賞しましたが、ストーリーの流れ的には結構雑な展開です。
特に終盤がそんな感じでナレーションだけでその結末まで持っていってしまうかねって感じ。

解散した組を再興させる為の手段もなんともねぇ。
柳葉敏郎演じる謙次らがジョニー大倉演じる兄貴分にどれだけ世話になったか知らないが、兄貴分にイマイチ風格が無いしカネの増やす方法もギャンブルだし。

その犠牲になってしまう南果歩演じる麻子の処遇は切ないものがありますが…謙次もひどい男だなと。

柳葉敏郎の初々しい演技は見る価値あります。
ここからヤクザ映画専門俳優に行かずオールラウンドな役者さんになったのは良かったと改めて思います。