同じ役を8人で演じるというトガッたやり方。
内容は相変わらずのインモラルで最高。
善人ぽい人がのちにアンチモラルな行動をし、逆に悪そうな人が深遠な考えを披露したりする。
わりと丁寧に「人間の本質の部分は死ぬまで変わらない」あるいは自由意志の不在っていうテーマを言ってくれるんだが、自分の人間観もだいたいそれできてるので、ああやっぱり好き...ってなった。と同時にああ、こうやってテーマをストーリーによって調理できるのか、っていう大変勉強になる内容でもあった。
あと、トッド・ソロンズはむっちゃ安定しかつ飾らないオシャレな画面を繋げていくその画づくりも肌にあうんだよな。先生。