私だったらそんなこと言えないなって思っちゃうようなことをどんどん言葉に出して言っちゃうドリス。
すごく失礼だなって私は思っちゃうけど、そう思うことすらも差別なのかもしれないなとすごく考えさせられました。
ただ、結局のところ健常者である私は障害を持っている方に対して「障害者」という一括りでその人を見ているところがあるのかもしれない。
もちろん、差別している気なんてまったくないけれど、障害を持っている方に障害のことをジョークで触れるなんてできない。だけどフィリップはそんな接し方を楽しんでいた。
それは失礼にあたるとか、それは無礼だっていうのはこちら側の見方であって、その意見は人それぞれ。
この作品でフィリップは障害を持っていたけれど、障害を持っている持っていないではなく、誰に対する接し方でも言えることだなと思った。
そして自分だけで考えていたら、後ろ向きになっちゃってなかなか踏み出せない一歩目の背中をお互い押し会える存在。
まさに「最強のふたり」だなと思った。
