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最強のふたりのkaneのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.3
ちょっとダサいタイトルからしばらく敬遠していた。身体の不自由な富豪と介護をする貧困層の黒人青年の間に芽生えた絆のお話だが、もう最後にはただの「最強のふたり」にしか見えなくなっていた。邦題にケチをつけてしまったことに反省。

最初は劇中の会話が危なっかしくてヒヤヒヤしながら観ていたが、もうその態度が誤っているのかもしれない。そんなことを思ってからは、何も考えずに何度も哄笑してしまった。
友だちの間に、同情なんてものは必要なくて、むしろそれがあったら自分自身ではなくハンデに人が寄ってくるように感じてしまうのかもしれない。

良い意味であまり語りたいと思わせない作品。
そして実際の人物をもとに作られているため、ラストシーンのフィリップのように、世の中の光を観客は見ることになる。
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