「そういうところが良いんだよ。情けがないところが。」
フランスの名作ヒューマンコメディ!
【あらすじ】
車いすの富豪フィリップの新しい介護人にドリスが雇われる。ドリスはやや粗野なところはあったが、真っ直ぐな気持ちを持ち、次第にフィリップと固い友情が結ばれていく…。
【感想】
2023年ラスト映画!
そして、記念すべき600本目ということで、前向きな気持ちになる名作映画を鑑賞!
10年ぶりくらいに観ました!言わずと知れた名作ですね。もう邦題から大好きです。
ストーリーは覚えていたので、ドリスやフィリップの関係性などをより集中して観れました。
改めて観て思ったのは、介護人のドリスは犯罪歴があったり、マリファナをやっていたり決して「良い人間」ではありません。だけど、フィリップにとっては、自分の事を「障害者」ではなく、「ひとりの人間」として接してくれるドリスは、人生の可能性を広げてくれる存在だったのではないでしょうか?
ドリスもまたスラム街出身で犯罪歴もあり、ハンデを抱えた人間でした。
ドリスに対してフィリップもまた色んな教養・経験を与えて、彼の可能性を広げました。お互いがお互いの人生の可能性を広げる存在…最強のふたり!
やや固いレビューになりましたが、ジャンルとしては、ヒューマン・コメディで明るい気持ちで最後まで楽しめます!
余談ですが、鑑賞中にドリス役の俳優が海外ドラマ「ルパン」の主演俳優と似ているな〜と思いましたが、鑑賞後に調べたら同じ人でした。
この映画は実話に基づいた話で、劇中だと数ヶ月の話のように感じますが、実際は10年間ドリスはフィリップの介護をしたようです。
劇中では語られていない、素敵なストーリーがきっとたくさんあるんだろうなぁ…。
来年も良い映画に出会えるように…。
【お気に入りのシーン】
真夜中に2人で散歩をするシーン