このレビューはネタバレを含みます
見ていて幸せになれる映画だった。
オープニング、音楽、演技のどれもがすごかった。
健常者と障がい者であること、貧困階級と富裕階級であること、そういった社会的な立ち場で相手を判断せず、人と人として交流することの素晴らしさを感じた。
社会で素晴らしいとされているクラシック、絵画、オペラを斜めに見ていたり、かなりブラックジョークが飛び交うが、スマートに演出されていてあまり悪い気持ちにはならなかった。
ドリスの遠慮ない発言にも知性を感じ、フィリップからは器の大きさを感じた。
趣味や共通点がない2人だが、相性がとても良く、自分もこんな人間関係を築けるようになりたいと思った。