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最強のふたりのsuzu07のネタバレレビュー・内容・結末

最強のふたり(2011年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ネトフリにて視聴。

面接を受けに来た誰もが「私は親切」「私は優しい」を必死にアピールしてくると、当事者のフィリップは「自分はそんなに惨めなのか」と思ってしまう。
何かしらのものを抱えていても、腫物のように触られるのは誰でも嫌なもの。そこには当然壁が存在してしまう。

ドリスにとってはフィリップは別に同情すべき人ではない。ただの「人」。それに加えてドリスの陽気で開けっ広げで真っ直ぐな性格は、フィリップには閉ざされた部屋に新しい空気を吹き込んでくれるような存在なのだろう。

少々話がずれますが、以前テレビでキムタクが、スマップの解散が持ち上がっていた時に、親友が「ホントに解散しちゃうのぉ?」と聞いてきたと話していた。「普通あの時期にそんなこと聞く!?」って文句言ってるんだけど、そのキムタクの顔はとても嬉しそうだった。

対等な人間関係は本当にいいものと思える作品でした。
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