ジャケット表紙の、いかにも「良い映画やで」「泣けるで」感から敬遠していた本作。
どうやら違うようなので、気軽に見てみると、最高のやつ。
オープニングの暴走ドライブのシーンからSeptemberが掛かる一連の流れでグッと惹き込まれる。
そっからの二人の関係性、笑顔に終始魅了されっ放し。
ドリスのブラックジョークにフィリップが応じる様子はずっと見ていられる。
互いのコンプレックスを、互いが思いやって、それを解消していく様は友情の力、まさに最強のふたりを感じた。
涙が出るほど笑ったりする映画はなかなか出会わないし、ドリスの人柄に皆が応じて笑顔が広がる様子は本当に心地良かった。