メルヘンバカ

最強のふたりのメルヘンバカのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.7
障害者というレッテルを貼らないドリスのある種の無神経さがフィリップには心地良く、有る意味で救いであったのだろうなと思った。障害者に対してはどうしても同情的になりがちだけれど、その気持ちが障害者にとっては「障害」なのかもしれない。最近、身体の障害とは別に、心の障害がクローズアップされているが、それの筆頭は、嫌悪や差別意識ではなく同情心なのかもしれない。最後のドリスの笑顔が優しすぎて涙が出てしまった。そしてダンスシーンは最高。
色んな主題が絡んでいて、思考の切り口の多い作品だなと思った。
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