最強のふたりのししゃものレビュー・感想・評価

半身麻痺の大富豪フィリップは新しい介護者を探していた。ある日彼の元に、スラム出身の黒人ドリスが面接に来る。彼の目的はわざと不採用になり、生活保護の申請をする事だったが、フィリップはそうと知りながら彼を採用する。

あざといセリフや演出が無いのがいいですね。あくまで自然体で過ごし、その上で二人の関係性や、信頼のようなものが見て取れるのが魅力ではないかと思います。
ドリスの、時に失礼とも取れるほどの忌憚無い態度と、それに対するフィリップの反応がとても面白いです。

原題の「Untouchable」は触れてはいけない、とかタブーというような意味で、本来フィリップの障害の事を表したものだと思いますが、それをあえて、「無敵の≒最強の」という意味に訳したセンスはすごいと思います。