らんらん

四人目の淑女のらんらんのレビュー・感想・評価

四人目の淑女(1948年製作の映画)
3.0
森雅之が出征するときに音楽学校の同期の四人の女の子が名残を惜しんでくれました
特に浜田百合子なんかとはラブラブチュッチュで将来を約束したほど
で、戦後引き上げて来た森雅之はその四人に会いに行くんだけど、何もかも変わっちゃったっていうよくあるお話

正直面白くないと思う、なんか辛気臭い
あと話の展開が都合よく進みすぎる、森雅之が行動をするたびに劇的にドラマが生まれる不自然!

旧友たちが変わっちゃった、みんなお金の亡者!って責めるけど森雅之からしてどうなのよ
そもそも四人も女の子をはべらせてウハウハしてたのが気にくわないw
その頃のハーレムが忘れられないだけじゃない?

一応ヒロイン四人について触れておく
会いに行く順で浜田百合子、三浦光子、月丘夢路、木暮実千代
浜田百合子は没落貴族になっていて、とにかくお金が必要なので成金笠智衆と婚約する
三浦光子は堕ちに堕ちて場末の酒場の歌い手、男に貢いで身も心もボロボロ
月丘夢路は映画舞台レコードと活躍中なのだが、多忙からか倒れて危篤
木暮実千代はナイトクラブのマダム、お金が全て!みたいに変貌、裕福で余裕があるからか森雅之の世話をやく

たぶんメインヒロインは出番の多さからして木暮実千代
おいしい役は月丘夢路かな、出番はほんと少ない
というか台詞自体ほとんどないし、寝てるシーンばかりw
にもかかわらずおいしい役だなーと思う

その他の出演者では
三浦光子のライバルの踊り子で望月優子が出てる、すっごいいやーな感じのキャラクター
後年のおばちゃんなイメージ強いんだけどなんか変な色気ある女優さんだと思う
殿山泰司はいつもながらチョイ役、いやなおっさん
意外さでは笠智衆がなかなか柄にもない役してると思う、あの顔喋りで金で女を征服してやるぜ!って言われてもそんな感じしないわー、いやらしさを感じないのはイメージのせいかしら、そもそも演技派でもないからなー、笠智衆は笠智衆なんでこの役は無理がある
らんらん

らんらん