未来世紀ブラジルの作品情報・感想・評価・動画配信

『未来世紀ブラジル』に投稿された感想・評価

ついに超曲者映画を深夜テンションで食す。
音楽が50年代ハリウッドみたいに壮大やのに、映像がマジで頭狂いそうになるぐらいおかしいから、発狂を過ぎて無の精神で見てた。
情報化社会を皮肉るというよりは、情報を独裁に用いる社会への皮肉、の方が正しいのでは?
個人的には「トータル・リコール」とかの方が楽しめました。何か重かった、、
Uえい

Uえいの感想・評価

3.0
10年くらい前にチャレンジして序盤で見るのやめたのを思い出した。
なんでやめちゃったんだど思うくらいの傑作だった。

80年代から思い描く未来都市が舞台で、情報局という政府の機関で働くサムが主人公。彼は度々、イカロスのように空を飛び、ヒロインと巡り合う妄想をしていた。
そんな中、政府の手違いでバトルさんが冤罪で捕まってしまう。その尻拭いにバトル夫人の元に向かうサムだが、そこで夢で出会うヒロインそっくりのジルに出会う。彼女を追うサムだったが、、

いい感じにごちゃごちゃしていて、整理しながら見れないと楽しめないと思う。
まず、物語は基本的に主人公サムの主観で描かれていて、近未来の現実と、ファンタジーの空想の世界の2面が描かれている。
また、現実では、貧富の差が激しく、政府に対抗するグループがテロ活動を行なっていて危険な状態である。この前提を知ってから見ると分かりやすいかなあ。

ビジュアルが圧倒的で、近未来の雰囲気などが最高すぎる。また、妄想と現実が入り混じる感じは、マトリックスの雰囲気も感じた。
ラストシーンも衝撃的で、カルト映画として有名なのも納得だった。ちょっとガリガリ博士に近い感じ。
lente

lenteの感想・評価

4.0
もしもフランツ・カフカ(1883-1924年)がジャン・コクトー(1889-1963年)のように映像の時代まで生き伸び、何らかの奇跡的な偶然が重なったならこんなふうにも撮っただろうか。僕にとってはそう思わせるような作品です。

監督のテリー・ギリアムについては多くを知りませんが、その風貌も含めたバイオグラフィやフィルモグラフィを眺めていると、必ずしもカフカ的なテーマを好んだわけではないように思えます。ある時期のテリー・ギリアム(A)とフランツ・カフカ(B)が「A∩B(AかつB)」で表されるような積集合(共通集合)の部分をもった。またその後撮った『12モンキーズ』(ブルース・ウィリス主演, 1995年)を観ると、本質的にはロマンティストなんだろうと思います。

いっぽうフランツ・カフカにはいっさいロマンの要素はない。もしもあるなら、それは摘みとられ踏みにじられるために存在するようなところがあります。学生時代から少しずつ読んではいたのですが、身につまされるように感じたのが29歳の頃でした。20代という屈託に満ちながらも疑いようのない青春期が終わろうとするなか、それまでは寓話のように読んでいた物語に底知れぬリアリズムを感じたことを鮮やかに覚えています。

ある日突然のように、日常的に行使していた論理や道徳が通じなくなる。周囲が一斉に裏切り始めたように見える(自分は何ひとつ変わっていないのだから)。けれどそうではないことが次第に分かってくる。それがまともな道だと思い歩き続けてきた結果、どこかで分水嶺をまたいでしまったことに気づく。そしてもはや引き返すことのできない迷路のなかに、1人取り残されることになる。

カフカがその代表作である『変身』や『城』などの作品に描き出したその風景は、この『未来世紀ブラジル』(原題:Brazil)の風景と同系列にあります。情報省に勤める主人公サム(ジョナサン・プライス)は、保険局の役人だったカフカの境遇ともたいへん近い。僕の実人生においても、その風景は一層リアリティを増してきているように感じています。カフカの作品はその後の僕の人生の予言書でもあった。

システム(管理社会)が個人を圧殺していく恐怖と言ってしまえば、罪はシステムのほうにあるように聞こえます。しかしながらほんとうに恐ろしいのは、システムの誤謬(ごびゅう)よりも、むしろ自らシステムに殺されることを望んでいるとしか思えない個々人の誤謬の総体のほうです。それは想像力の放棄から始まります。そしてカフカ同様にこの映画もそのことを描き出しています。



本作と『12モンキーズ』に描かれたディストピア的な風景の深層に感じるのは、陶酔的な初恋の感覚です。主人公サムが繰り返し見ることになる囚われの美女のあの感覚は、モテない少年から冴えない大人になった者にしか許されない甘さを持っています。

僕自身については本来であればそのコース(モテないから冴えない)に乗るはずだったものの、ある時に迎えた心の変容が外見にまで作用するように美青年と呼ばれる部類に入ってしまったため、いずれの感覚も知ることになりました。しかしながら1つ言えるのは、外見が美しくなると内面のロマンの鮮やかさは急激に沈んでいきます。

また『未来世紀ブラジル』では、カフカ的なディストピアの要素とロマンティシズムの要素が分け難く同居していますが、『12モンキーズ』に至ってロマンティシズムの要素が色濃く表れることになります。僕個人の感覚では、そのロマンの味わいのほうに強く心を惹かれます。

邦題の『未来世紀』は20世紀のどこかの国という設定からも完全な誤りでしょうけれど、未来と言っていながら現代を描いているという1つの逆説的な効果を上げていて面白く感じます。ちょうどカフカの作品がいつでも現代性をもつように。
音楽頭から離れなくなる、アートのような破壊的な作品。30年ぶりにDVDで鑑賞。ぶっ飛んでました。
なお

なおの感想・評価

3.6
上流社会は壁裏に下流はそこかしこにダクトがはびこるアナログでデジタルな世界、スペルの見間違いから起こる誤認逮捕と隠蔽と恋の話。

モグリの修理屋デニーロ。

みごとに繋がるラスト。

そんなに面白くはないけど変で皮肉が効きまくっててすごくて何度も観たい名作。
よつゆ

よつゆの感想・評価

3.5
言わずと知れたカルト映画!かな?

ちょっと期待しすぎたかもしれない。。
私はすこし苦手でした…
80s特有の派手派手な感じがどうも苦手なのかな、少しだめでした😖

オーウェルの1984っぽいなあと思ってたらそうでした。
1984の持つ暗い近未来像(ディストピア)と、80sの派手さが合わさり、未来世紀ブラジルの世界観を確立させている。
1984っぽさはノワール感ともイメージが重なったから、こういう世界観が好みだとかなり刺さると思う。

内容も1984!ほぼ!
まあ1984の話は置いといて…

結構ぐっちゃぐちゃで着いていくのが大変だったなあ笑
夢の中の世界とかも唐突で、展開も中々唐突なところもあり、見るのが大変だったよ!

でもやはりカルト映画はいいなあ。
定義も曖昧なところはあるし、これはカルト映画かな?と思うこともあるけど、他の映画にはないものを、各々のカルト映画は持っている。
一つ一つが超特殊で、その一つ一つに、これはこの映画でなくてはだめなのだ!と思わせられる。
上手く言えてないけど…笑
まあ要するに、カルト映画と大きく括られてはいるけど、その中のそれぞれは似ていなくて、それぞれ超個性的だぜ!ってことだと思います。
そんなカルト映画たちを愛しているのだ!
意味なんてないよ。
それがSFだもの、それが映画だもん
ってビンタされた気分

バックトゥーザフュチャーのワクワクするような近未来感は一切ないけど、出てくるプロップスが魅力的。個人的にはバスタブの栓

あと俯瞰ショットとかノワールっぽい影とかいちいちショットが魅力的
「おかしくて、かなしくて、そして夢と幻想が交錯する新次元映像!」

正直なんでこんなに平均点が高いのか分からない。最後まで見ても結局よく分からなくて終始???が浮かんでた。これがディストピア映画の金字塔なんですね。僕には分からない。

でも面白いと思う部分もあって、サンタさんに何が欲しい???と聞かれた子供がクレジットカード!って言うところとか未来世紀ブラジルってタイトルのくせに情報は電子ではなく書類、紙ベースなとことか。

ネットの解説を読んで、あーなるほど、そういう事かってなり、実は面白かったのか???となってます。もう一度見直すか悩む。

この時代のアクションシーンの爆発がするとこ、特撮みたいで好きです。ウルトラマンや戦隊ヒーロー、子供の頃の記憶が蘇ります。
KNSKS

KNSKSの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

おもろいし、時間と金がかかってる。
世界観最高!
アナログ感も満載で良い!
けして、大衆向けでは無いが笑
カルト的人気があるのはわかる。
最後オチやばいな笑
saya

sayaの感想・評価

5.0
長い夢を見ていた気分
めちゃめちゃ面白かった
スターウォーズのオマージュも嬉しい!
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